構コメ 建築材料
構造コメンタール
3.建築材料
重要ポイント
1.木材
①含水率:気乾状態 約15%、繊維飽和点約30
②繊維飽和点以上の含水率では、
強度はほぼ一定となる。

③ヤング係数
繊維方向 > 繊維方向に直角 > 円周(接線)方向

④収縮率
年輪の円周方向 > 年輪の半径方向 > 繊維方向
⑤乾燥
施工後直ちに荷重を受ける部材の平均含水率は
20%以下
⑥木材製品
【 合板 】
木材を薄くむいた単板を
互いに繊維方向を直交させて積層接着させてもので、
異方性の少ない面材。
【 集成材 】
ひき板又は小角材などを、
その繊維方向を互いにほぼ平行にして、
厚さ及び長さの方向に集成接着した材料
断面の形状と寸法を自由に作り出すことができるので、
長大な材・変断面材・湾曲材が可能
繊維方向の許容応力度は、
一般に普通構造材より集成材の方が、
節などの欠点による影響が少ないため、大きい。
2.コンクリート
①普通コンクリートの気乾単位容積質量は
2.2 ~ 2.4 t/㎡ が標準
②塩化物による鉄筋の腐食を抑制するため、
骨材として海砂を使用する場合は、
水洗いを十分に行う。
コンクリートの塩化物イオン量は
0.30kg/m3以下とする。
③AE剤、減水剤あるいは良質のフライアッシュなどは
コンクリートのワーカビリティの改善効果が大きい。
④空気中養生に比べ、水中養生のほうが水分補給され、
水和反応が円滑にすすんで硬化し、
強度の増進が期待できる。
⑤局部圧縮を受けるときのコンクリートの支圧強度は、
全面圧縮を受けるときの強度よりも大きい。

⑥3軸圧縮応力状態の方が
1軸圧縮応力状態の圧縮強度より大きくなる。

⑦供試体の形状・寸法と検査

⑧一般的なコンクリートの引張強度は、
圧縮強度の1/10程度
⑨気乾単位容積重量・強度の大きいコンクリートほど
ヤング係数は大きくなる。
⑩単位セメント量が少ないほど乾燥収縮は小さくなり、
ひび割れが発生しにくくなる。
⑪中性化とは、
コンクリートの表面から空気中の炭酸ガスを
吸収することにより、
コンクリート中のアルカリ性が失われていく現象で、
コンクリートによる鉄筋の防錆効果を低下させる。
3.鋼材
①比重:7.85 ton/m3
②降伏比:降伏点/引張強さ
降伏比が小さいほど、
降伏してから最大応力度に達するまでの余裕が大きく、
塑性変形性能(靭性)が高い。
③綱の引張強さ、弾性限度および降伏点は
炭素量とともに上昇し、
0.8~0.9%のときに最大となるが、
この間、破談までの伸び、粘り強さは低下する。
④シャルピー衝撃値が大きいほど、
エネルギー吸収能力が高く、靭性に富むので、
脆性破壊を起こしにくい。
⑤軟綱は250℃付近で引張強度が最大になる。
300℃を超えると温度の上昇とともに強度は低下し、
500℃では1/2、900℃では1/10程度になる。
⑥建築構造用ステンレス綱SUS304
(建築構造用は正式にはSUS304A)
・ヤング係数
SUS304(1.93×105N/mm2)
< SS400(2.05×105N/mm2)
・降伏比
SUS304(約0.4) < SS400(約0.6)
・明確な降伏点を示さないので、基準強度については、
0.1%オフセット耐力を採用する。
・線膨張係数
SUS304(約1.7×10-5/℃)
< SS400(約1.0×10-5/℃)
・溶接性に優れている。
・摩擦面に特殊な加工を施すことによって、
高力ボルト摩擦接合を用いることができる。
4.アルミニウム
比重・ヤング率とも軟綱の約 1/3
線膨張係数は約 2倍
5.その他の材料
①塩化ビニル樹脂:
耐熱性・耐候性に劣るが、
耐薬品性・耐水性にすぐれ、変形しやすく、
用途は広い。
②石材:
花崗岩、大理石。
強度と耐久性は花崗岩が優れる。
③GRCパネル:Glassfiber Reinforced Cement
ガラス繊維補強セメントパネルは、
繊維によって補強されたセメント製品であり、
耐衝撃性・耐曲げ強度を有している。
3.建築材料
重要ポイント
1.木材
①含水率:気乾状態 約15%、繊維飽和点約30
②繊維飽和点以上の含水率では、
強度はほぼ一定となる。

③ヤング係数
繊維方向 > 繊維方向に直角 > 円周(接線)方向

④収縮率
年輪の円周方向 > 年輪の半径方向 > 繊維方向
⑤乾燥
施工後直ちに荷重を受ける部材の平均含水率は
20%以下
⑥木材製品
【 合板 】
木材を薄くむいた単板を
互いに繊維方向を直交させて積層接着させてもので、
異方性の少ない面材。
【 集成材 】
ひき板又は小角材などを、
その繊維方向を互いにほぼ平行にして、
厚さ及び長さの方向に集成接着した材料
断面の形状と寸法を自由に作り出すことができるので、
長大な材・変断面材・湾曲材が可能
繊維方向の許容応力度は、
一般に普通構造材より集成材の方が、
節などの欠点による影響が少ないため、大きい。
2.コンクリート
①普通コンクリートの気乾単位容積質量は
2.2 ~ 2.4 t/㎡ が標準
②塩化物による鉄筋の腐食を抑制するため、
骨材として海砂を使用する場合は、
水洗いを十分に行う。
コンクリートの塩化物イオン量は
0.30kg/m3以下とする。
③AE剤、減水剤あるいは良質のフライアッシュなどは
コンクリートのワーカビリティの改善効果が大きい。
④空気中養生に比べ、水中養生のほうが水分補給され、
水和反応が円滑にすすんで硬化し、
強度の増進が期待できる。
⑤局部圧縮を受けるときのコンクリートの支圧強度は、
全面圧縮を受けるときの強度よりも大きい。

⑥3軸圧縮応力状態の方が
1軸圧縮応力状態の圧縮強度より大きくなる。

⑦供試体の形状・寸法と検査

⑧一般的なコンクリートの引張強度は、
圧縮強度の1/10程度
⑨気乾単位容積重量・強度の大きいコンクリートほど
ヤング係数は大きくなる。
⑩単位セメント量が少ないほど乾燥収縮は小さくなり、
ひび割れが発生しにくくなる。
⑪中性化とは、
コンクリートの表面から空気中の炭酸ガスを
吸収することにより、
コンクリート中のアルカリ性が失われていく現象で、
コンクリートによる鉄筋の防錆効果を低下させる。
3.鋼材
①比重:7.85 ton/m3
②降伏比:降伏点/引張強さ
降伏比が小さいほど、
降伏してから最大応力度に達するまでの余裕が大きく、
塑性変形性能(靭性)が高い。
③綱の引張強さ、弾性限度および降伏点は
炭素量とともに上昇し、
0.8~0.9%のときに最大となるが、
この間、破談までの伸び、粘り強さは低下する。
④シャルピー衝撃値が大きいほど、
エネルギー吸収能力が高く、靭性に富むので、
脆性破壊を起こしにくい。
⑤軟綱は250℃付近で引張強度が最大になる。
300℃を超えると温度の上昇とともに強度は低下し、
500℃では1/2、900℃では1/10程度になる。
⑥建築構造用ステンレス綱SUS304
(建築構造用は正式にはSUS304A)
・ヤング係数
SUS304(1.93×105N/mm2)
< SS400(2.05×105N/mm2)
・降伏比
SUS304(約0.4) < SS400(約0.6)
・明確な降伏点を示さないので、基準強度については、
0.1%オフセット耐力を採用する。
・線膨張係数
SUS304(約1.7×10-5/℃)
< SS400(約1.0×10-5/℃)
・溶接性に優れている。
・摩擦面に特殊な加工を施すことによって、
高力ボルト摩擦接合を用いることができる。
4.アルミニウム
比重・ヤング率とも軟綱の約 1/3
線膨張係数は約 2倍
5.その他の材料
①塩化ビニル樹脂:
耐熱性・耐候性に劣るが、
耐薬品性・耐水性にすぐれ、変形しやすく、
用途は広い。
②石材:
花崗岩、大理石。
強度と耐久性は花崗岩が優れる。
③GRCパネル:Glassfiber Reinforced Cement
ガラス繊維補強セメントパネルは、
繊維によって補強されたセメント製品であり、
耐衝撃性・耐曲げ強度を有している。
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