環コメ 色彩
環境工学 コメンタール 色彩
1.3 色彩
1°.色の3属性
①色相(Hue):赤、黄、緑などの色あい。波長が関係する。
②明度(Value):明るさの程度。反射率が関係する。
③彩度(Chroma):色の鮮やかさ。色の純粋さが関係する。
2°.マンセル表色系
①マンセル記号
・有彩色:HV/C で表す。
(H:色相、V:明度、C:彩度)
例)7.5YR 5/4
・無彩色:V(明度)のみで表す。
例)N5

②マンセルの色相環の対角線上にある色の関係を、
補色関係にある色という。
③マンセル色立体
円周上に色相、縦方向に明度、灰色の中心軸から
放射状に彩度を示す。

④明度は完全な黒を0、完全な白を10とする。
( 11 段階の区分)
⑤色の反射率ρは、明度を V とすると、
明度が3~8のケースで
ρ ≒ V(V - 1)[ % ]
により概算できる。
⑥各色相のなかで彩度が最高のものを純色という。
⑦純色の彩度は、色相、明度によって異なる。
3°.CIEのXYZ表色系
① X軸:赤感度
Y軸:緑感度及び明るさ
Z軸:青感度
②ある色を表す場合は、
色度座標( x,y )と明るさYで示される。
③ xy 色度図は、
x方向への増大で赤が強くなり、
y方向への増大で緑が強くなる
④XYZ表色系における二つの色の加法混色の結果は、
xy 色度図上の二つの色の位置を示す二つの点を結んだ直線上に
表示される。
⑤xy 色度図の色度点間の距離が等しくても、
人間の感覚的色差は必ずしも等しくならない。

4°.色の心理的効果
①寒暖感 暖暑 : 寒涼
◯(暖色系) (寒色系)
△(高明度) (低明度)
②距離感 近 進出 : 遠 後退
膨張 : 収縮
◯(暖色系) (寒色系)
◯(高明度) (低明度)
③重量感 軽 : 重
◯(高明度) (低明度)
△(暖色度) (寒色度)

5°.色の見え方
①面積効果:
同じ色でも、面積が大きくなると、
明度、彩度ともに高く感じる。
色見本は -1とする。
②色相対比:
2つの色を対比すると、色相環の円周に沿って
色相が離れて見える。
③明度対比:
同じ色でも、明度の低い色を背景にした場合は、
実際の色よりも明度が高く見え、反対に、
明度の高い色を背景にした場合は、
実際の色よりも明度が低く見える。
④彩度対比:
同じ色でも、背景色が鮮やかであると、
くすんで低彩度に見え、反対に、
背景色がくすんでいると、
鮮やかに高彩度に見える。
⑤視認性:
同じ条件下での色の見えやすさの度合いを視認性という。
一般に、
対象と背景との明度の差が大きいほど視認性が高い。
⑥誘目性:
たくさんの色の中での目立ちやすさを誘目性という。
一般に、高彩度の暖色系は誘目性が高い。
誘目性は視認性とは異なり、心理的な影響もある。
6°.色彩調和
①色調(トーン):
色の濃淡、明暗や鮮やかさなど色の調子を色調という。
明度と彩度とを合わせた概念。
②秩序性の原理:
色彩体系上、一定の法則に基づいて
秩序的、幾何学的関係にある配色は調和する。
③親近性の原理(なじみの原理):
人々がよく見慣れた配色はなじみがあるため調和する。
④共通性の原理:
色の感じに何らかの共通性(類似性)
がある色同士は調和する。
⑤明瞭性の原理:
色の関係があいまいではなく、
明瞭な関係にある色は調和する。
7°.安全色
①赤 :防火、禁止、停止、高度の危険
②黄赤:危険、航海の保安施設
③黄 :注意
④緑 :安全、避難、衛生・救護、進行
⑤青 :指示、用心
⑥赤紫:放射能
1.3 色彩
1°.色の3属性
①色相(Hue):赤、黄、緑などの色あい。波長が関係する。
②明度(Value):明るさの程度。反射率が関係する。
③彩度(Chroma):色の鮮やかさ。色の純粋さが関係する。
2°.マンセル表色系
①マンセル記号
・有彩色:HV/C で表す。
(H:色相、V:明度、C:彩度)
例)7.5YR 5/4
・無彩色:V(明度)のみで表す。
例)N5

②マンセルの色相環の対角線上にある色の関係を、
補色関係にある色という。
③マンセル色立体
円周上に色相、縦方向に明度、灰色の中心軸から
放射状に彩度を示す。

④明度は完全な黒を0、完全な白を10とする。
( 11 段階の区分)
⑤色の反射率ρは、明度を V とすると、
明度が3~8のケースで
ρ ≒ V(V - 1)[ % ]
により概算できる。
⑥各色相のなかで彩度が最高のものを純色という。
⑦純色の彩度は、色相、明度によって異なる。
3°.CIEのXYZ表色系
① X軸:赤感度
Y軸:緑感度及び明るさ
Z軸:青感度
②ある色を表す場合は、
色度座標( x,y )と明るさYで示される。
③ xy 色度図は、
x方向への増大で赤が強くなり、
y方向への増大で緑が強くなる
④XYZ表色系における二つの色の加法混色の結果は、
xy 色度図上の二つの色の位置を示す二つの点を結んだ直線上に
表示される。
⑤xy 色度図の色度点間の距離が等しくても、
人間の感覚的色差は必ずしも等しくならない。

4°.色の心理的効果
①寒暖感 暖暑 : 寒涼
◯(暖色系) (寒色系)
△(高明度) (低明度)
②距離感 近 進出 : 遠 後退
膨張 : 収縮
◯(暖色系) (寒色系)
◯(高明度) (低明度)
③重量感 軽 : 重
◯(高明度) (低明度)
△(暖色度) (寒色度)

5°.色の見え方
①面積効果:
同じ色でも、面積が大きくなると、
明度、彩度ともに高く感じる。
色見本は -1とする。
②色相対比:
2つの色を対比すると、色相環の円周に沿って
色相が離れて見える。
③明度対比:
同じ色でも、明度の低い色を背景にした場合は、
実際の色よりも明度が高く見え、反対に、
明度の高い色を背景にした場合は、
実際の色よりも明度が低く見える。
④彩度対比:
同じ色でも、背景色が鮮やかであると、
くすんで低彩度に見え、反対に、
背景色がくすんでいると、
鮮やかに高彩度に見える。
⑤視認性:
同じ条件下での色の見えやすさの度合いを視認性という。
一般に、
対象と背景との明度の差が大きいほど視認性が高い。
⑥誘目性:
たくさんの色の中での目立ちやすさを誘目性という。
一般に、高彩度の暖色系は誘目性が高い。
誘目性は視認性とは異なり、心理的な影響もある。
6°.色彩調和
①色調(トーン):
色の濃淡、明暗や鮮やかさなど色の調子を色調という。
明度と彩度とを合わせた概念。
②秩序性の原理:
色彩体系上、一定の法則に基づいて
秩序的、幾何学的関係にある配色は調和する。
③親近性の原理(なじみの原理):
人々がよく見慣れた配色はなじみがあるため調和する。
④共通性の原理:
色の感じに何らかの共通性(類似性)
がある色同士は調和する。
⑤明瞭性の原理:
色の関係があいまいではなく、
明瞭な関係にある色は調和する。
7°.安全色
①赤 :防火、禁止、停止、高度の危険
②黄赤:危険、航海の保安施設
③黄 :注意
④緑 :安全、避難、衛生・救護、進行
⑤青 :指示、用心
⑥赤紫:放射能
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