施工 コメント PC工事
1.3.9 プレキャスト鉄筋コンクリート工事
重要ポイント
1.用 語
①敷モルタル
壁部材の自重で敷モルタル接合部に
モルタルが十分充填されるように、
接合部材の厚さ(壁部材であれば壁厚さ)で、
かつレベル調整材より10mm程度高くなるように
敷モルタルを盛上げて敷込み、
壁部材設置後は、接合部よりはみ出したモルタルを
接合部内に押し込むようにしながら除去する。
敷モルタルの圧縮強度は、工事現場で採取し、
現場水中養生した供試体の圧縮強度で表し、
材齢28日において
部材コンクリートの品質基準強度以上とする。
②ウェッジジョイント
鉄筋相互を溶接した後、後打ちコンクリート
またはモルタルそのものの応力伝達によって、
プレキャスト部材どうしを接合する接合方式。
③機械式継手
鉄筋、特に太径鉄筋どうしを直接的に継ぐ方法で、
ねじカップラー方式、スリーブ内充填方式、
溶着方式・特殊溶接方式および
それらの併用方式の総称
2.コンクリートの調合

3.部材の製造
①配 筋
部材の鉄筋に対するコンクリートの最小かぶり厚さは、
非耐力壁・床・屋根の場合は20mm
耐力壁・柱・はりの場合は30mmとする。
*最小かぶり厚さとは
建築基準法を満足するためのかぶり厚さで
設計かぶり厚さは通常 +10㎝とする。
②前養生期間と蒸気養生
初期ひび割れをなくすために3時間程度養生を行う。
温度上昇期間は、
一般に10~20℃/h程度の温度上昇勾配が
推奨されている。
③脱 型
平打ち方式でベッドを立て起こさないで
部材のみを片側から立て起こす場合は、
脱型時強度は12N/mm2程度必要。
ベッドを70~80%まで立て起こしてから吊り上げる場合は、
脱型時強度は 8~10N/mm2程度。
圧縮強度は、部材と同じ条件で養生した供試体により
圧縮強度試験を行う。
【参考図書】


建築工事標準仕様書・同解説
JASS10 プレキャスト鉄筋コンクリート工事〈2013〉
※旧版 2003年度版は、
JASS5 の改定に合わせて改定されているので注意する。
重要ポイント
1.用 語
①敷モルタル
壁部材の自重で敷モルタル接合部に
モルタルが十分充填されるように、
接合部材の厚さ(壁部材であれば壁厚さ)で、
かつレベル調整材より10mm程度高くなるように
敷モルタルを盛上げて敷込み、
壁部材設置後は、接合部よりはみ出したモルタルを
接合部内に押し込むようにしながら除去する。
敷モルタルの圧縮強度は、工事現場で採取し、
現場水中養生した供試体の圧縮強度で表し、
材齢28日において
部材コンクリートの品質基準強度以上とする。
②ウェッジジョイント
鉄筋相互を溶接した後、後打ちコンクリート
またはモルタルそのものの応力伝達によって、
プレキャスト部材どうしを接合する接合方式。
③機械式継手
鉄筋、特に太径鉄筋どうしを直接的に継ぐ方法で、
ねじカップラー方式、スリーブ内充填方式、
溶着方式・特殊溶接方式および
それらの併用方式の総称
2.コンクリートの調合

3.部材の製造
①配 筋
部材の鉄筋に対するコンクリートの最小かぶり厚さは、
非耐力壁・床・屋根の場合は20mm
耐力壁・柱・はりの場合は30mmとする。
*最小かぶり厚さとは
建築基準法を満足するためのかぶり厚さで
設計かぶり厚さは通常 +10㎝とする。
②前養生期間と蒸気養生
初期ひび割れをなくすために3時間程度養生を行う。
温度上昇期間は、
一般に10~20℃/h程度の温度上昇勾配が
推奨されている。
③脱 型
平打ち方式でベッドを立て起こさないで
部材のみを片側から立て起こす場合は、
脱型時強度は12N/mm2程度必要。
ベッドを70~80%まで立て起こしてから吊り上げる場合は、
脱型時強度は 8~10N/mm2程度。
圧縮強度は、部材と同じ条件で養生した供試体により
圧縮強度試験を行う。
【参考図書】
建築工事標準仕様書・同解説
JASS10 プレキャスト鉄筋コンクリート工事〈2013〉
※旧版 2003年度版は、
JASS5 の改定に合わせて改定されているので注意する。
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